ツール・ド・フランスの賞金総額は、約200万ユーロ(約2億5,000万円)にものぼる。実にさまざまな賞が設けられているが、総額の5分の1以上が総合優勝者の手に渡る仕組みだ。頂点に上り詰める王者は、特別待遇であることが浮き彫りになる(2012年時点)。

【区間優勝】

まず、各日の区間優勝者に与えられる賞金は8,000ユーロ(約100万円)。2位は4,000ユーロ、3位は2,000ユーロと段階的に減り、20位までに賞金がつく。

【総合優勝】

一方、総合優勝の場合、一気にケタは増え、450,000ユーロ(約5,600万円)。総合2位は200,000ユーロ、3位は100,000ユーロ。以下、4位は70,000ユーロ、5位は50,000ユーロといった具合に25位まで段階的に減る。25位は650ユーロで、その下は以下の通り。

26位〜30位:600ユーロ
31位〜40位:550ユーロ
41位〜50位:500ユーロ
51位〜90位:450ユーロ

91位以下は完走すれば全員400ユーロだ。

また、初日から最終日前日の区間毎に、総合1位の者(=各日のマイヨ・ジョーヌ受領者)には350ユーロが支給される。

【ポイント賞】

ポイント賞の場合は、スプリントポイント通過順位1位〜3位まで賞金が出る。それぞれ額は、1,500ユーロ、1,000ユーロ、500ユーロ。また、初日から最終日前日の区間毎にポイント順位1位(=各日のマイヨ・ヴェール受領者)には300ユーロが支給される。

総合ポイント賞は、1位から8位までの選手が賞金対象。トップの選手の賞金は25,000ユーロで、この額は総合13位の賞金と同額だ。以下2位は、15,000ユーロ、3位は10,000ユーロとなり、8位は2,000ユーロ。

【山岳賞】

山岳賞の場合は、難易度のカテゴリーごとに額が異なる。

<超級ポイント>
1位:800ユーロ
2位:450ユーロ
3位:300ユーロ

<1級>
1位:650ユーロ
2位:400ユーロ
3位:150ユーロ

<2級>
1位:500ユーロ
2位:250ユーロ

<3級>
1位:300ユーロ

<4級>
1位:200ユーロ

また、初日から最終日前日の区間毎に山岳順位1位(=各日のマイヨ・グランペール受領者)には300ユーロが支給される。総合山岳賞の賞金額は25,000ユーロで、以下すべてポイント賞と同一だ。

【新人賞】

25歳以下の新人の中で順位が一番上の者に与えられる新人賞の場合、各日のリザルトで首位の新人には500ユーロ、初日から最終日前日の区間毎の総合首位の新人(=マイヨ・ブラン受領者)には300ユーロが支給される。

総合新人賞の賞金は、20,000ユーロ。以下4位まで賞金が出て、それぞれ15,000、10,000、5,000ユーロとなる。

こうしてみると、あと順位1つで賞金に届く、とか、1ケタ多くなる、など、順位1つをかけた攻防も、ひそかに個人の胸の内には秘められているに違いない。

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Naco
1999年末、ホームページを立ち上げ、趣味だった自転車ロードレースの情報記事を掲載しはじめる。2000年夏からは、ツール・ド・フランスの現地観戦レポートを開始。同サイトには、ロードレース・ファンたちが数多く訪れている。現在、フリーランスのジャーナリストとして自転車専門誌に記事を寄稿している。

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