リオ五輪男子団体銀メダリストの1人、丹羽孝希が高いモチベーションを持ってこのチャイナ・オープンに復帰。

9月14〜18日、中国・四川省の成都市で行われる、ITTFワールドツアー・スーパーシリーズのチャイナ・オープン。
リオデジャネイロ五輪の閉幕後、ブルガリア・オープン、チェコ・オープン、ベラルーシ・オープンと3大会を消化してきたITTFワールドツアー。チェコ・オープンで村松雄斗が男子シングルスとU-21の二冠、ベラルーシ・オープンではミキハウス入社1年目の芝田沙季がワールドツアー初優勝を果たすなど、若手の活躍が目立つ。
そして中国オープンでは、リオ五輪代表6名の先陣を切って、男子の丹羽孝希が国際大会のコートに戻ってくる。日本のみならず、各国の五輪代表選手たちが戦列に復帰することで、卓球界は本格的に再始動の時を迎えている。

高いモチベーションで大会に臨む丹羽孝希
大島祐哉、昨年の快進撃の再現なるか

中国オープンの男子シングルスには、日本から丹羽孝希、松平健太、大島祐哉、村松雄斗の4名が出場する。

大島祐哉

リオ五輪はリザーブ帯同をした大島祐哉。五輪では対戦できなかった、中国トップ選手たちとの戦いに注目。

丹羽は五輪後のインタビューで、「本当はチェコ・オープンにも出たかった。今は結構モチベーションありますね。勝てば勝つほど卓球が面白くなるんですよ」と語っている。大学4年の丹羽、卒業後は日本リーグ所属の実業団チームという進路も考えたというが、今はプロとしてより厳しい道を歩もうとしている。五輪の余熱が、卓球への情熱となってクールな男の胸に宿っている。
13年チャイナ・オープンで王皓(12年ロンドン五輪銀メダリスト)を破ってベスト8に入った松平健太、15年中国オープンでオフチャロフ(ドイツ)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)を連破して3位に入賞した大島祐哉にとっては、このャイナ・オープンは験(げん)の良い大会だ。昨年度大会で世界にその名を轟かせた大島、準決勝で激戦を演じたリオ五輪王者・馬龍との再戦をぜひ見てみたい。
カットの村松は、今シーズンから所属するドイツ・ブンデスリーガのオクセンハウゼンで開幕戦を白星で飾り、帰国後の全日本社会人でも3位に食い込むなど、好調。カットと一撃必殺の攻撃で上位を狙う。

海外選手に目を向けると、中国勢はイベントなどで多忙だったリオ五輪代表の馬龍、張継科、許気歪汗杏埖の感が否めない。それでも確実に上位には来るだろうが、同じ「ビッグ4」の一角でリオ五輪にはPカード(団体戦の代替出場選手)として帯同した樊振東、あるいは15年世界選手権2位の方博なども優勝のチャンスはある。特に樊振東は、劉国梁総監督も「東京五輪には必ず出るでしょう」と太鼓判を押す期待の星だ。
リオ五輪・男子シングルスの銅メダル決定戦で水谷隼に敗れたサムソノフ(ベラルーシ)も、この大会からワールドツアーに復帰。そして日本にとって要注意なのは韓国勢だ。中国オープン直前のベラルーシ・オープンを制した張禹珍は、小柄ながらパワーとボールセンスを兼ね備え、台上のチキータからフォアのパワードライブを自在なコースに打ち分けてくる。勝利を決めて台に乗ったり、敗戦後にボールを踏みつけたりと何かと物議も醸す選手だが、その才能に疑問の余地はない。

お知らせ

ITTF卓球ワールドツアー 2016 チャイナ・オープン

9月21日(水)午後10:00〜より放送!

>>放送予定

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