待望のプロリーグ開幕は、次世代を担う大学生にどのような刺激を与えているのだろうか。日本バスケットボール界は、9月22日に新しいプロリーグ「Bリーグ」の開幕を迎えた。NBLとbjリーグに二分されていた国内のリーグが統一され、メディアを通じた露出は確実に増えた。今後、注目度を維持できるのか、さらに盛り上がりを生むことができるのか。「新規のバスケットファンやスポンサー、メディア露出をどれだけ獲得できるか」が最も重要なポイントとなるが、裾野となる国内の若き選手たちへの影響も無視できない。Bリーグ開幕の盛り上がりは、どれだけの波及効果を生んでいるのだろうか。現在開催中の第92回関東大学バスケットボールリーグの現場に足を運び、指導者や選手に話を聞いた。

専修大の渡辺竜之佑

専修大の渡辺竜之佑

華々しい演出と、大々的なメディア露出を見て、学生選手は大いに刺激を受けたようだった。開幕の場に立ち会った専修大の渡邊竜之佑(4年・福岡第一高出身)は「会場の広さ、お客さんの多さに圧倒されて、とても緊張した。ウォーミングアップをしているだけでも体が震えた。自分が社会人になるタイミングで新リーグができたことは嬉しい」と体感した刺激を素直に表現した。渡邊は、今季新設された特別指定選手制度により、大学に在籍しながらBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスの一員となっており、開幕戦でベンチ入りしていたのだ。注目を浴びる場所は刺激的で、新たな意欲を掻き立てられる。「今までは考えていなかったけど、お客さんに『また見たい』と思われるようなプレーをしないといけない場所だなと思った。自分の持ち味を見せないといけないし、見せたい。得意のリバウンドで外国人選手の上から(ボールを)取りたいと思った。あのコートでそれができたら、どれだけ気持ち良いだろうと思った」とプレーイメージを膨らませていた。

早稲田大の石原卓

早稲田大の石原卓

3年生以下の下級生にとっては、進路選択への影響がありそうだ。開幕戦をテレビで見たという早稲田大の石原卓(3年・京北高出身)は「今までは、大学を卒業したら就職しようと思っていたし、プレーする以外に(社会人の)試合をテレビやネット、DVDで見ようとは思わなかったけど、Bリーグの開幕戦は注目されていたので見た。感動した。あんな場所で出来たら楽しいだろうなと思った。コートの演出とかも楽しくて、プロの世界にすごく興味が沸いた。僕は、大学の試合でもっと頑張らないと、チャンスをもらえないと思うけど、もしチャンスがあるなら、Bリーグでやってみたいという気持ちが出てきた」と大いに興味をそそられていた。Bリーグ誕生によってリーグ選択が不要になったことも、学生選手にとっては歓迎材料だ。

青山学院大のルーキー納見悠仁

青山学院大のルーキー納見悠仁

青山学院大のルーキー納見悠仁(1年・明成高)は「NBLの企業チームの方が生活は安定するけど、プロであるbjリーグの方がバスケットを中心とした生活をできるというイメージが僕の中にはあった。でも、bjリーグのチームがNBLチームに勝てなかったりして(進むべきリーグは)どうなのかなと思っていたけど、リーグが統一されて迷わなくなった。元々、大学を卒業したらプロで結果を残したいと思っていたけど、目指している場が整備されて、プロになりたいという気持ちがもっと強くなった」と明確にBリーグという舞台を希望進路に捉えた。

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