リオデジャネイロ五輪という一大イベントが終わり、国際柔道競技史に一大トピックを築いた「ロンドン-リオ」クールは終了。いよいよ始まった「リオ-東京」期のワールドツアー第2戦、グランプリ・タシケント大会は10月6日(木)に開幕。この様子はJ SPORTSで生中継される。

五輪後第1戦のグランプリ・ザグレブ大会(9月23日〜25日)を経た今大会は、1次エントリーの各階級平均登録者数9.9人という小規模大会。五輪で力を使い果たした超強豪選手はほとんど姿を見せていない。ランキングの上位が充てられるシード選手8名の枠がそもそも埋まらない階級や、男子73kg級のようにランキング350位の選手(これはかつてのツアー常連選手ミルザヒッド・ファルモノフであるが)がシード入りを果たしてしまう階級もあり、無名選手も数多い「新人戦」状態。今大会は、これら無名の新人たちの中に今後出世を果たす大物が生息するかどうか、その見極めが最大のトピックとなるべきであろう。

とはいえまったくの無名選手を事前評で挙げることは難しく、これは試合の様子を注意深く見守るしかない。ここではこれまでのツアー、そして五輪の様相から注目選手を何人か挙げてみたいと思う。

まっさきに挙げたいのは男子100kg超級にエントリーする2人のオリンピアン、アブドゥロ・タングリエフ(ウズベキスタン)とリリー・クラコベツキ(キルギスタン)だ。

五輪で大活躍、地元で凱旋大会を迎える35歳アブドゥロ・タングリエフ

五輪で大活躍、地元で凱旋大会を迎える35歳アブドゥロ・タングリエフ

地元の英雄・タングリエフにとって今大会は凱旋大会。北京五輪銀メダリストのこの選手は今年35歳、ツアーではすっかりアウトサイダーに成り果てつつあったが、リオ五輪本番では息切れ激しい「死んだフリ」から得意のビックリ背負投でハイポイントを挙げるという老練な試合運びで大活躍。ワールドマスターズを制したばかりのダニエル・ナテア(ルーマニア)、この日絶好調だったクラコベツキと今が旬の強豪選手を次々破って3位決定戦にまで辿り着いた。あまりの試合の面白さに一般スポーツファンも敏感に反応、当日のtwitterでは「タングリエフ」がトレンドワード入りするという、柔道ファンにとってはたまらない現象まで巻き起こしたものだ。英雄健在を見せつけたところで迎える地元大会でいきなり試合を見せてくれるか、非常に楽しみだ。

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