代表戦で背番号18を付けたルーニー

代表戦で背番号18を付けたルーニー

ぼくは古典的、あるいは伝統的という言葉に滅法弱い。例えば鍋釜でも、「職人が伝統的な手法で打ち出した」なんていう売り文句がついていると、もうクラクラしてしまう始末だ。散歩の途中で、そんな行平鍋でも見つけようものなら、思わず手にとって、買いそうになってしまう。鍋なんて足りているのに。

この他にも、ツイードのジャケット、革靴、万年筆、鞄、傘、手ぬぐいなど、古典的や伝統的という言葉と相性の良い品物は枚挙に暇がない。ツイードのジャケットや革靴なんかは、購入に際し、それなりの覚悟が求められるので、危険性は低いが、わりと求め易い手ぬぐい辺りは結構曲者で、店頭で静かにしている手ぬぐいに「江戸の伝統的な技が息づく」みたいな悪魔の文言が躍っていると、訴求力が購入に直結してしまう。おかげで、家には未開封のまま使わずに保管されている手ぬぐいが数本ある。

フットボールの世界にも古典的、あるいは伝統的なサムシングは息づいており、やはり、ぼくはそんなサムシングに弱い。例えば、4−4−2。ヨンヨンニ、ではなく、フォーフォーツーと読んで頂きたいこのフォーメーションには古典的な魅力がある。「古典的」と「時代遅れ」は紙一重の差だが、昨年プレミアリーグを制したレスターの陣形が4−4−2であったという事実が、このフォーメーションは古典的であれ、決して時代遅れではないことを証明している。必ずしも見栄えはしないけれど、使いようによっては効果的であり、その辺がファン心理を妙にくすぐる。

イングランド代表の背番号システムもこのジャンルにカテゴライズされるべき事項であろう。ご存知の方も多いだろうけれど、大会を通して背番号が固定されているユーロやW杯は別にして、スリーラインズことイングランド代表はW杯予選や親善試合に臨むにあたり、選手が誰であれスタメンに背番号1から11までを綺麗に並べることが多い。あるいは、これはユニフォームメーカー泣かせであり、商業的ではないかもしれないけれど、それ故、好きですね、ぼくはこのシステムが。別段、スタメンに1から順番に11まで並べたとしても、実際的な効果があるわけではないのだけど、背番号が固定制ではなかった古のフットボールを感じさせるこのシステムは古典的であり、こうしたこだわりにフットボールの母国の矜持を感じるような気がする。

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