2016年度IJFワールドツアーの締めとなる東アジアシリーズが、今週末(11月18日〜20日)に中国・青島で行われるグランプリ青島大会からスタートする。この模様はJSPORTSで生中継される。

今年は韓国開催のグランプリがなくなり、シリーズはこの青島大会と、2週間後のグランドスラム東京大会の2戦のみ。各国にとって一戦ごとの重要度いや増す状況、と言いたいところだが参加選手の顔ぶれを見る限り、五輪後ここまで行われたツアー3大会における「強豪の休養期×ジュニア世代の経験の場」という全体的な傾向はほぼ変わりなし。強豪の参戦はスポット的なものにとどまり、その陣容はグランプリ大会としてはやや寂しいものがある。

左の「一本大外」で一本を量産、五輪で銅メダルを獲得した90kg級のチェン

左の「一本大外」で一本を量産、五輪で銅メダルを獲得した90kg級のチェン

その中にあって大会の最大の目玉はなんといっても90kg級に堂々第1シードにランクされた地元中国のチェン・シュンジャオだろう。覚えておられるだろうか、リオデジャネイロ五輪で凄まじい威力の左「一本大外」(一本背負投の形に腕を抱えた大外刈)で大会を席捲、イリアス・イリアディス(ギリシャ)、クリスチャン・トート(ハンガリー)、マーカス・ナイマン(スウェーデン)という表彰台候補3人をいずれも畳に埋めて見事銅メダルに輝いた、あのチェンである。組み手と逆に放つこと、技術がクラシカルなもので昨今術者が減っていることなどの奇襲属性が効いたことは勿論だが、体ごと遠くまで相手を一気に抜き上げるパワー、腕を小さくまとめた状態での片足踏み込みという難しい条件をあっさりクリアするボディバランスの良さなど、チェンの格闘家としてのモノの良さもまた非常に光るものがあった。五輪だけの一発屋に終わるのか、これから90kg級の強豪として世界と息をしていけるのか、復帰第一戦となるこの大会の出来は絶対に見逃すわけにはいかない。

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