湘南ベルマーレ・菊地俊介選手

湘南ベルマーレ・菊地俊介

通い慣れた“大宮公園サッカー場”のゴールネットに強烈な一撃を叩き込む。相手より1人少ない10人で、そして1点のビハインドを負った状況で生まれた起死回生の同点弾。かつては大宮アルディージャのエンブレムが刻印されたウェアを纏っていた菊地俊介はその瞬間、全力で緑と青の仲間たちが待つ歓喜の輪へ飛び込んで行った。

さいたま市の中でも旧大宮市出身の菊地は、幼い頃から両親の影響でアルディージャを応援する環境にあった。小学生の頃は自分のチームの練習や練習試合が終わると、先にスタジアムへ赴いていた両親が既に席を取っており、そこに座って声援を送るような週末を過ごしていたという。お気に入りの選手を尋ねると、マーク、ジョルジーニョ、デリー・バルデスの名前がすぐ挙がるあたりに、その“筋金入り”が滲む。

自然とアルディージャのスクールに通い始め、「ホームの試合は全部タダで見ていました」という菊地は、2歳上の兄も在籍していたジュニアユースへ進路を決める。当時の監督は昨年まで湘南ベルマーレのヘッドコーチを務め、今シーズンから栃木SCの監督へ就任した横山雄次。さらに、同級生で「家が凄く近いので、練習場に自転車で一緒に行ったりしていた」チームメイトには、やはりベルマーレでドイスボランチを組むこともある石川俊輝がいた。憧れのチームでプレーしていた菊地だが、まだ成長過程にあった体は今ほど大きくなく、フィジカル面で競り負けることも少なくなかった。クラブは将来性を見越してユース昇格を打診したものの、「その時は自信がなかった」ため、進学した高校のサッカー部へ入部した菊地の“履歴書”におけるアルディージャでのキャリアは、ジュニアユースで止まることとなる。

高校を卒業後、大学の4年間でさらなる成長を遂げた菊地は大きな期待を背負ってベルマーレに加入する。すぐさまレギュラーポジションを掴み、J1昇格に大きく貢献。翌シーズンも初めてのJ1で存在感を発揮し、8位という躍進の主役を担ったが、不思議と“古巣”とはすれ違いが続く。J2を圧倒的な成績で制した2014年はアルディージャがJ1に在籍しており、翌2015年はトップディビジョンに挑むベルマーレと入れ違いで、アルディージャがまさかのJ2へ。ルーキーイヤーの天皇杯でこそアルディージャとアウェイで対戦する機会を得たが、なかなかオレンジのユニフォームとJリーグの舞台で再会するチャンスは訪れない。

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