第19節 リヴァプール vs. マンチェスター・シティ

2013年夏、ペップ・グアルディオラはバイエルン・ミュンヘンの監督に就任してから初めての公式戦で、4発を叩き込まれて敗れている。ドイツのスーパーカップでペップ・バイエルンを4-2で下したそのチームこそ、ユルゲン・クロップが率いたドルトムントだった。
後にペップは、ドイツでの1年目を振り返った書籍の中でクロップのチームについてこう印象を述べている。
「スチームローラーのようで止められない。たとえばマドリーのようにカウンターが素晴らしいチームは他にもあるが、ドルトムントは独特だ。これまで見たことがないチームだった。90分間、完璧に集中している。そして、こちらのパスが雑になるのを待ってスプリンターをぶつけてくる。これを研究し、止める方法があるかどうかを分析するのにかなり時間がかかった」
以来、稀代の天才戦術家は「アンストッパブル」で「ユニーク」なチームを作るクロップに尊敬の念を抱くようになった。

ペップの好敵手と言えば、かつてクラシコでも火花を散らしたモウリーニョの名前がまず思い浮かぶかもしれない。志向するスタイルが真逆の両者は、さしずめ“水と油”のように相容れない関係と言える。一方で、ペップとクロップの間にはまた違った対抗意識があるように見える。
つい最近も、ペップはティエリ・アンリが聞き手を務めた『スカイスポーツ』のインタビューで「パッションやアイデアを賞賛する人物」としてクロップの名を挙げた。いわく、「ただ勝ってほしいのではなく、自分が思い描くプレーをするチームを見て楽しみたい」というクロップのポリシーが自分と重なるのだそうだ。共鳴しあうがゆえに、負けたくない。哲学に共感するからこそ、その上をいきたい。そんな純粋無垢なライバル関係が、名勝負を生みだすのだ。
実際、ドイツでしのぎを削った2013/14と14/15の2シーズンで両監督は8度対戦し、4勝ずつ(うちクロップの1勝はPK戦)でトータルスコアは「11-11」。対戦成績は文字通り互角だった。

お知らせ

16/17 イングランド プレミアリーグ

第19節 16/17イングランドプレミアリーグ
12月31日 (土) 深夜 2:23〜 J SPORTS 2
リヴァプール vs. マンチェスター・シティ
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