鹿島アントラーズ・山本脩斗

「もう休みたいです」と笑いながらミックスゾーンを去っていく。痛む左ヒザでジャンプして叩き込んだ先制ヘッドの感触は、まだ頭にしっかりと残っていただろうか。11月23日の川崎フロンターレ戦から、1月1日の川崎フロンターレ戦まで絶え間なく続いた10連戦。最後の1試合を除き、その全ての試合に「出続けなきゃいけないという使命感」でフル出場を続けてきた鹿島アントラーズの左サイドバックは、今まで一番充実していたというシーズンを自らのゴールと優勝という最高の形で締め括ってみせた。

等々力陸上競技場でフロンターレを破り、埼玉スタジアム2002で浦和レッズを下して、年間王者に輝いたJリーグチャンピオンシップ。開催国枠での出場ながら、相次いで大陸王者を撃破し、最後は世界の“超”トップクラブと言って差し支えないレアル・マドリーを土俵際まで追い詰め、準優勝を勝ち獲ったFIFAクラブワールドカップ。そしてサンフレッチェ広島、横浜F・マリノスに競り勝ってファイナル進出を決めた天皇杯。11月下旬から12月下旬までにアントラーズが戦った9試合のすべてで、スターティングメンバーに名前を連ねていたのが山本脩斗だ。本人は「左サイドバックはいなかったので、ケガできないというのもありました」とサラッと話すが、それこそシーズンの開幕からチームで最も替えの利かない選手として、石井正忠監督が信頼を寄せ続けてきたのが山本である。

「高校時代や大学時代の友達には『違和感がある』と言われますね」と語るように、そもそもは攻撃的な中盤の選手だったが、そんな彼がJリーグ王者で不動の左サイドバックを託されているのだから人生はわからない。「始めて数年はやっぱり『前に行きたい』という気持ちはありましたけど、今は本当にバランスを考えて、試合の状況を見ながらやっています」という左サイドバックを本職としてプロ入りしたと言っても、今となっては疑う人の方が少ないかもしれない。とにかく数多くの実力者を抱えるアントラーズにおいても、山本だけはほとんどフル稼働に近い形で1シーズンに渡り、定位置を守り続けてきた。

お知らせ

16/17 イングランド プレミアリーグ

◆ 16/17 イングランド プレミアリーグ
強豪クラブがひしめく世界最高峰プレミアリーグの注目試合を毎節5試合放送!!
プレミアリーグ相関図はこちら »

また「デイリーサッカーニュース Foot!」では、月曜日〜金曜日までサッカーファンに必見の情報をお届け!
詳しくはこちら »

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ