新春1月2日(第2試合)、1万5926人の大観衆が集まった第53回全国大学選手権準決勝(秩父宮ラグビー場)。

『深紅の王者』帝京大学と、『漆黒の戦車』天理大学との一戦は42-24で帝京大が勝利を収め、9年連続9回目の決勝進出を決めた。9日の決勝(午後2:00・秩父宮ラグビー場)は2大会連続で、関東リーグ戦1位の東海大学と激突する。

天理大戦は開始早々の4分に、CTB(センター)金村良祐(4年=常翔啓光学園)が先制トライを奪い、主導権を握った帝京大。前半終了間際の39分にもHO(フッカー)堀越康介(3年=大阪桐蔭)が今大会5トライ目を決めた。

決勝でもキーマンになる矢富

後半は、対抗戦から3試合連続で先発出場を果たしたCTB矢富洋則(3年=仙台育英)の活躍が光った。6分。ラックから出たパスを受けた矢富が狭いスペースを突破。

スピードと相手を左右に揺さぶる華麗なステップでトライを決めた。約40メートルを走りきり、チームにとって大きな追加点をあげた。

181センチ90キロ、50メートルを6.2秒で走り去る矢富を止められる相手はいなかった。「監督に『思い切ってやれ』とハーフタイムに言われた。持ち味のランニングがトライに繋がった」と振り返った。

次戦でも矢富のスピードあるランニングが戦力となる。前回大会の決勝にも出場した矢富は決勝に向けて、「やるべき事を追求し、あとはやるだけ」と闘志を燃やした。

一方で、セットプレーでは課題が残った。試合を通してスクラム、モールで帝京大は劣性だった。毎試合、得意としているスクラム、モールの形を生かしきれず。

FW陣の平均体重をみると、帝京大は106キロに対して、天理大は89キロ。17キロ差で帝京大が上回っていたが、フロントローが苦戦。スクラムで押されてしまう場面が目立った。決勝ではFW陣のプレーに期待したい。

前回大会の決勝では27-17で帝京大が7連覇を果たしたが、序盤から一進一退の攻防が続き、前半31分にモールで先制トライを奪われている。3分後には追いつき前半は5-5の同点で折り返した。

後半は東海大相手に力の差を見せつけ、後半6分にはベンチスタートの重一生(4年=常翔学園)のトライを始めとし、後半は3トライを決め、優勝をたぐり寄せた。

今年の大学選手権でも重はベンチスタートで出場し、勝利に貢献している。決勝でも勝負どころでの切り札に重の存在が不可欠だ。

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