アヤックスの下部組織で経験を積んだスタムは、ポゼッションサッカーを志向している。自陣からGKアル・ハブシを含めてボールを保持し、試合をコントロールする。レディングは今シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で、平均ポゼッション率が58%と高く、フラムに次ぐ数字だ。

もっとも、パスの質自体はそれほど高くない。つなぎ切れずにロングボールを蹴り出す場面も多い。しかし、相手FWのプレスに対し、MFが下がって最終ラインをサポートする動きなど、スタムが果たした仕事の足跡は、随所に見られる。モウリーニョも試合前の会見で「このようなサッカーをするチームは、監督の質が高いと決まっている」とコメントしていた。レディングは現在リーグ3位。プレミア昇格に向け、悪くない位置に付けている。

しかし、このFAカップに関しては、レディングはほとんど良いところを出せず、終始ユナイテッドに圧倒された。レディングのようなポゼッションスタイルは、格上との対戦になると、慣れない守備的な試合を強いられ、うまく耐え切れずに失点を重ねてしまうことが起こりがちだ。唯一、0-2で迎えた後半、ユナイテッドの中盤にスペースが空くと、ボールをつないでチャンスを作り出す時間帯もあったが、長続きはせず。フェライニやキャリックに低い位置で待ち構えてスペースを埋められると、レディングは攻撃が詰まった。

ユナイテッドにとっては、戦いやすい相手だった。結局、ルーニーの記念ゴールを皮切りに、4-0で圧勝している。

これでユナイテッドは公式戦8連勝と、12月から1月にかけての過密日程を理想的にクリアした。もちろん、選手層が厚いことは最大の要因だが、もう一つ注目したいのは、モウリーニョのチーム作りだ。基本的にシンプルで、ターンオーバーをしやすい仕組みになっている。

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