プールCと同じ日本時間3月10日に、プールDでも戦いの幕が開く。こちらは「死の組」と表現するのが手っ取り早い。

優勝候補の一角であるベネズエラがエントリーされているが、他のチームとの差はプールCほど大きくはない。イタリアは戦力で劣るが、ダークホースであるプエルトリコメキシコには勝ち抜く可能性が十分にある。ここでは、各チームの注目選手を紹介しながらそれぞれの戦力を推し量ってみよう。

◆投打の要がしっかりとしているベネズエラ

エースのフェリックス・ヘルナンデス(シアトル・マリナーズ)、2012年に三冠王を獲得したミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)、昨季の首位打者ホセ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)。

アメリカやドミニカ共和国と比較すると全体的な層の薄さは否めないが、メジャーリーグでもトップを張る選手の存在がベネズエラ最大の強みだ。

ここ数年は“キング”らしからぬ投球が続いているとはいえ、やはり短期決戦においてヘルナンデスのように実績十分の先発投手の存在は大きい。

プエルトリコとの一番の違いはここにある。本人も政治抗争の続く母国のために「勝利することはとても重要」とモチベーションは十分だ。

ただし、続く先発投手は心許ない。マーティン・ペレス(テキサス・レンジャーズ)はトミー・ジョン手術を受けてから、初のフルシーズンとなった昨季に先発ローテーションを守り通したが、103奪三振に対して76四球と投球内容は凡庸。

ヨーリス・チャシーン(サンディエゴ・パドレス)は昨季、打ち込まれてシーズン途中に救援への配置転換も経験している。

ブルペンには歴代4位の430セーブと実績十分のフランシスコ・ロドリゲス(デトロイト・タイガース)と、昨季37セーブを挙げたジャンマー・ゴメス(フィラデルフィア・フィリーズ)がいて、ある程度は計算が立つ。

他にも、100マイルを叩き出すブルース・ロンドン(デトロイト・タイガース)や日本でプレーしているルイス・スアレス(福岡ソフトバンクホークス)の剛腕コンビ、2年連続60登板以上の左腕ホセ・アルバレス(ロサンゼルス・エンゼルス)と状況に応じた用兵も可能だ。

これらの投手陣を、女房役のサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)が、いかに味付けしていくかがチームの明暗を分けることになりそうだ。

機敏なフットワークと強肩が武器のペレスは4年連続ゴールドグラブを獲得し、2015年にはワールドシリーズ制覇を果たした。その経験を、ベネズエラにも還元したい。

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