3月10日、侍ジャパンが中国と対戦。この試合は日本が2次ラウンド進出、中国は敗退が決定した“消化試合”だったが、小久保監督も「最後まで真剣勝負だった」と称える熱戦となった。結果は、日本が7-1で勝利。史上初の1次ラウンド3連勝で、プールBを1位通過した。

なお、このプールのMVPは、キューバ戦とオーストラリア戦で2戦連続のホームランを放ち、5打点、打率.364の筒香嘉智が受賞した。

中国戦のこの日、日本はベテラン青木宣親と坂本勇人をベンチに置くと、代わってスタメン起用された1番の田中広輔が、初回にセンター前ヒットで出塁。

持ち前のスピードで、二塁を陥れると、相手のミスに乗じて三進。山田哲人の犠牲フライで、先制のホームを踏んだ。

2回には、「自分には犠打しかできることがない」と連日バント練習に励んでいた捕手の小林誠司が、甘いストレートをしっかり捉え、2ランホームラン。

指揮官も「予想外だった」と笑みをこぼした。3回には主砲の中田翔も2ラン。2試合連続アーチで存在感を放った。

投手陣は、WBCの大舞台を踏ませるため、計6投手が継投。先発の武田翔太は大阪での強化試合に続き、ピリッとしない内容で1失点を喫したが、中継ぎ陣はチーム最年少の松井裕樹が三者三振の快投を見せるなど、無失点リレーだった。

◆中国は災難。ベテランのチェンは登板回避し、チャンは死球にうずくまる

中国は、中心となっていたベテラン選手に災難が相次いだ。この日の先発予定は、メジャー82勝のブルース・チェン。チェンはすでに引退を表明していたが、この大会のために現役復帰。8日のキューバ戦では、3回途中3安打無失点と好投している。

キューバ戦も日本戦を見込んで49球で降板していたが、この日は試合前の練習に姿が見えない。オフィシャルのスタッフに尋ねると、インフルエンザが疑われる感冒の症状だったため病院に行ったといい、急きょ先発が回避されたことが判明した。

また、4回には2番手の藤浪晋太郎が、今大会限りで引退を表明していたワン・ウェイの脇腹にデッドボール。これで捕手のウェイが負傷交代に。

「中国の大谷」と呼ばれ、捕手登録されていたモン・ウェイチャンが、2番手投手として登板(ウェイチャンは、外野手も兼任)した。

苦しい台所事情も4回以降はウェイチャンが、日本打線を3回3者凡退と快投。引き締まった試合が展開されたが、7回に内野のエラーが連鎖し、さらに2失点。マクラーレン監督も「打てなかった」「エラーが大きかった」と振り返った。

予想外のアクシデントに見舞われながら奮闘した中国の選手たち。今後の課題と未来への希望を語り、「誇りに思ってほしい」と指揮官から励まされた彼らは、敗戦後もどこか晴れやかな表情で、日本のメディアの前を通り過ぎていった。

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