五十嵐圭

「オフェンスの起点になるのが僕とチャップ(クリント・チャップマン)しかいないので、2人にかかってくる負担が大きい。他の選手がもう少し得点に絡んでくれるようなプレイが出てくれば、チームのバランスが良くなるんでしょうけど、そこを抑えられた時に打開できるところが少ない」
司令塔の五十嵐圭がこう語るように、得点源であるダバンテ・ガードナーを左肩の故障で欠いている2月19日以降、新潟アルビレックスBBは6連敗中。昨季のNBL得点王であり、インサイドでもアウトサイドでも得点を奪う術を持つエースの離脱は、ワイルドカードでのプレイオフ進出を争うチームにとって大きな痛手。この連敗はすべて2ケタ得点差の敗戦で、2試合が100失点以上とディフェンスでも苦戦している。しかし、ワイルドカード2位のサンロッカーズ渋谷との差は、勝利数でわずか3つ。ガードナーの復帰がいつになるか未定の中、新潟にとって来週のレバンガ北海道戦は、ワイルドカード争いに生き残るうえで非常に重要な2連戦と言っていい。

外国籍の故障者に泣いているもう一つのチームが、新潟と同じ中地区の横浜ビー・コルセアーズ。2月5日の千葉ジェッツ戦でジェイソン・ウォッシュバーンが左足を故障して離脱して以来、8試合勝ち星がない。3月11日の琉球ゴールデンキングス戦は連敗脱出のチャンスだったが、4Q序盤の10点リードを守りきれずに逆転されるという悔しい敗戦。残っていなかったタイムアウトを請求してテクニカルファウルを取られる事態に加え、その後竹田謙が入れたシュートは時計がゼロになる前にボールが手から離れていなかったために無効になるなど、あまりにも後味が悪い負け方だった。

B1全体の順位が下から5番目の横浜は、秋田ノーザンハピネッツと仙台89ersに3ゲームの差をつけて、なんとか残留プレイオフを回避できるポジションにいる。今後の4試合は大阪、富山グラウジーズという旧bjリーグ勢との対戦だけに、連敗脱出と勝ち星を増やせる可能性も十分。B1残留に大きく前進するためにも、平均16.9点、FG成功率も57.6%と堅実なウォッシュバーンの復帰とその後のプレイは、横浜の命運を左右する要素になるだろう。

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青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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