◆アベレージからの隔離でアドバンテージを握りたい

2次ラウンドでオランダとは互角以上に戦えることを示したが、アメリカとプエルトリコを続けて破るのは容易ではない。

いずれも豪華野手陣と比べて投手の力量は劣るため、日本の打線が点を取る展開も考えられなくはないが、最少失点に抑えることが大物食いの鉄則である。

やはり、鍵を握るのは投手陣の働きだろう。「最初の対戦では打者より投手が有利」ということをバリー・ボンズが言っていた。

どれだけ優れた打者であっても、投手の投げるボールを頭にインプットして、身体でアジャストしていくには2、3打席では足りないということだろう。

そこで、いずれも強打者が居並ぶ打線を相手に「いかに相手が見慣れない投手を繰り出すか」がポイントになると思う。

例えば、日本のプロ野球では速い部類に入る藤浪晋太郎(タイガース)の速球は昨季のメジャーリーグの平均球速とほぼ同じで、則本昂大(イーグルス)は約3キロ遅い。

藤浪のクセ球と則本の快速球は特殊なので、メジャーリーガー相手にどこまで通用するかは興味深いが、少なくとも球速については「対戦相手が普段から見慣れているもの」でしかない。

「速い球」で勝負できないなら「遅い球」で勝負だ。今大会、日本は速球の平均球速が平均値からかけ離れている変則フォームの3人が好結果を残している。

牧田和久(ライオンズ)/5試合9.0回 防御率3.00
秋吉 亮(スワローズ)/5試合3.2回 防御率0.00
宮西尚生(ファイターズ)/3試合2.0回 防御率0.00

そして、初見ではなかなか打てないフォークを武器に、これまで9.0回を投げて11個の三振を奪っている千賀滉大(ホークス)をしびれる場面で投入したいところだ。

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