◆決勝はプエルトリコとの因縁かオランダとの再戦か

決勝ラウンドの初戦はプエルトリコvs.オランダだ。プエルトリコは若手とベテランが見事に調和して、チーム打率.330、9本塁打と乗りに乗っている。強豪揃いの1、2次ラウンドを全勝で突破し、今のところは今大会のベストチームだ。

前大会で日本に引導を渡したヤディアー・モリーナ(カーディナルス)を中心とするディフェンス力も高く、ハビアー・バエス(カブス)、カルロス・コレア(アストロズ)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)の若手内野手トリオは攻守でいくつものハイライトを作った。投手も2先発で防御率2.45のセス・ルーゴを中心に頑張りを見せている。

日本はオランダと2次ラウンドで既に対戦しており、打線の破壊力は体感済み。特に、ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)は打率.591、3本塁打、ジュリクソン・プロファー(レンジャーズ)は打率.522と手がつけられない。

ただし、リック・バンデンハーク(ホークス)が2先発で防御率6.43とピリッとしない。決勝で対戦するとしたらメジャーリーグの元オールスター投手であるジェイアー・ジャージェンスになりそうだが、こちらは同じく2先発で防御率3.00と安定している。

この2チームとの対戦を考える前に、日本はアメリカを破らなくてはならない。今大会のアメリカは4勝2敗と戦績はパッとしないが、クレバーな選手が揃うだけあってここ一番の戦いを制する粘り強さを見せている。

主軸として期待されたポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)が打率.077と苦しんでいるのは誤算だが、守備の人ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)が打率.429をマーク。

当初は控えだったエリック・ホズマー(ロイヤルズ)が打率.455、ジョナサン・ルクロイ(テキサス・レンジャーズ)が打率.429と、誰もがヒーローになれるオールスター軍団の面目躍如。

投手陣も先発がある程度ゲームを作り、救援は3人の投手が3登板で失点なしと奮闘しているところに、直近3年で131セーブを挙げているマーク・マランソン(サンデフランシスコ)が合流した。

ドミニカ共和国ほどの威圧感はなく、プエルトリコほどの勢いもないが、このアメリカはやりづらい相手になるかもしれない。

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藤原 彬
アルバイト時代を含めて10年余り野球専門誌の制作に携わり、2016年にFAとなったさすらいのスポーツウォッチャー。「二兎を追う」を信条に、編集、執筆、写真、発信、校閲をこなす5ツール・プレーヤーを目指して勉強中。食にうるさい関西人だが、行く先々で「あんまり面白くないね」と言われる。同い年のレブロン・ジェームズは誇り。

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