サンロッカーズ渋谷がアルバルク東京を迎えての“渋谷ダービー”は、青山学院記念館の席数を増やした結果、2日間で9039人の観客が駆けつけた。18日の試合は渋谷のオフェンスがまったく機能せず、東京が32点差で大勝。しかし、19日は渋谷がリードを維持しながら、東京がじわじわと追い上げ、土壇場までもつれる展開になった。

残り32秒に古巣相手にステップアップした竹内譲次が3Pプレイを決めて東京がリードを奪うも、渋谷はロバート・サクレがポストアップからジャンパーを決めて64対64の同点。しかし、東京はタイムアウト後、ラスト・オフェンスをギャレットに託すと、ピック&ロールからスウィッチでディフェス対応したサクレの上からブザービーターとなるシュートを決め、激戦にピリオドを打った。

ラスト1分の攻防におけるサンロッカーズファンのディフェンスコール、サクレが決めた時の大歓声など、会場の雰囲気はバスケットボールを存分に楽しんでいる感じが出ていた。東京の松井啓十郎が「見応えはあったし、お互いに意識していたと思う。NBAでもやっていたはずだから」と話すように、サクレとジェフ・エアーズは、元NBAのビッグマンと呼ぶにふさわしい激しい攻防を展開。アメリカでNBAやNCAAをよく見ていたという渋谷のあるスタッフは、「この2人のマッチアップがここで見られるなんて想像できなかった」と感慨深げに話していた。

観客や会場の熱気ということでは、旧NBLの企業チームよりもbjリーグのチームに分がある。しかし、渋谷にとって2連敗と残念な結果だったといえ、シーズン序盤に集客で苦戦していたことからすれば、この週末は興行として成功。さらなるチームの認知度と観客数アップに向け、大きな一歩を踏み出したと言えよう。

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青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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