そもそも、アウェーゴール・ルールがある場合にはファーストレグは「にらみ合い」になってしまうものだ。アウェー・チームはもちろん「勝点1以上でホームに戻れればいい」と考えるし、一方のホーム・チームはもちろん勝利したいが、アウェーゴールを与えると次の試合が非常に難しくなってしまうから慎重にならざるを得ない。

だから、ファーストレグ、それも「序盤」は膠着状態に陥ることが多いのだ。

ところが、今シーズンのラウンド16ではファーストレグからゴールを奪い合うハデな試合が多かった。そして、準々決勝でもユベントスはファーストレグの立ち上がりから激しくプレッシングをかけて22分までに2ゴールを奪って、勝利へ結びつけた。

そんな中で、ミュンヘンのゲームはいかにも強豪同士のクラシカルな「にらみ合い」の形で時間が進んだのだ。それを、僕は「格調の高い試合」と感じた。

ところで、「序盤」という言葉は「中盤」や「終盤」とともにもともとは囲碁の用語である。戦いに入った後の段階では数々の「布石」が置かれる。まだ、両者が接近戦に入る前の静かな段階のことである。そして、そこで置かれた「布石」が終盤で何らかの意味を持ってくる…。

そんな「序盤」が続いていた中で、やや唐突にバイエルンが先制する。CKからアルトゥール・ビダルが強烈なヘディングを決めた。

お知らせ

16/17ドイツ ブンデスリーガ

◆ 16/17ドイツ ブンデスリーガ
日本人選手が多くプレーすることでも注目を集めているブンデスリーガ。
今シーズンは注目試合を毎節3試合放送!!
また「デイリーサッカーニュース Foot!」では、月曜日〜金曜日までサッカーファンに必見の情報をお届け!
»特集ページを見る
»放送予定一覧を見る

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ