その後、セルヒオ・ラモスのオウンゴールが生まれて得点が1対2となり、合計得点が完全に並んで、このまま延長かと思われたのだが、そこでビダルが退場になってしまう。

ファーストレグに続いて数的優勢に立ったR・マドリードが、その後3ゴールを追加してバイエルン・ミュンヘンは準々決勝で姿を消すことになった。11人同士でゲームが進んだら、どうなっていたのか…。

しかし、それにしてもせっかく「格調高い」試合展開で、世界最高峰の戦いが見られそうだったのに、レフェリーの判定が試合の行方を決めてしまったことはとても残念なことだった。PKの判定。オフサイドの見逃し…。そして、勝負を分けたレッドカード。ビダルへの2枚目のイエローはかなり厳しい判定と言えた。

ついでに言えば、ドルトムントはモナコに連敗してしまったが、ゲームの方向性を決めたファーストレグのモナコの先制ゴールは明らかなオフサイドだった。

あのバス襲撃事件の影に隠れて、誤審問題が大きく取り上げられることはなかったが、「スキャンダラスな」と言ってもいいような明らかな誤審だった。

せっかくのハイレベルの戦いの行方が、いくつかのレフェリーのミスによって左右されてしまったのは、残念なことだ。昨年のクラブ・ワールドカップで採用された「VAR」つまりいわゆるビデオ判定の早期導入が望まれる。

得点とPK、そして退場のレッドカードの場面をすべてビデオで確認するようにすれば、こうしたミスは防げるはず。そうすれば、「格調の高い」試合を「終盤」まで堪能できるはずである。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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