今年もゴールデンウィークがやってまいりました。そして、ぼくは富士スピードウエイ(FSW)におります。毎年のことです。そう、スーパーGTの第2戦が行われる富士です。ここ数年このイベントは土曜、日曜日ではなくて週半ばの祭日に行っています。特別ですね。

そして、今ピット上の一室に陣取ったTVスタッフの控え室でこの原稿を書いて、打っております。J SPORTSのプロデューサー以下、プログラムディレクター(PD)、アシスタントディレクター(AD)、製作進行スタッフ約10人が居る室内は、シーんと静まりかえり、ラップトップコンピュータのキーを叩く音だけが聞こえています。その中で競い合ってキーを叩いて、皆が明日の予選を前にして時間に追われながら作業しているのに一人だけこのような原稿を打っているのがボクです。今回解説の福山英朗さんが、ネタ探し、事前取材で部屋を出て行きました。マシン解説の由良拓也さんがGT500クラスマシンの解説映像収録のためにADさん達と連れだってピットエリアーへ向かいました。ピットレポーターの井澤エイミーさんは、ステッカーを沢山貼った使い込んだバインダーの内側に今回のエントリーリストとピット割の資料をテープで貼り、その作業が終わると一仕事を終えた充実感に浸っておりました。そして、エナジードリンクを飲みたいとスタッフにおねだりを繰り返していました。この部屋の10人だけでテレビ番組は創れるわけもなく、この他にコースサイドのカメラやピットエリアーの無線カメラを操り、その映像が全て集まる中継車でオンエアー映像をチョイスし、それに文字情報を載せ、解説者やわれわれピットリポーターの声を収録する音声さんなどいくつもの映像&番組製作会社の皆さん総勢約80名、トータル約90名によって皆さんがご覧になっている番組がお届けできるのですね。

皆さんには淡々と番組は進行しているように見えますが、中継車内では秒単位でプログラムが進行して、それに伴って指示と確認の声が飛び交い、時にはそれが怒声となり、中継車のPDさんからわれわれのもとに同時に指示が飛んできます。特にスタート前の番組オープニングは、スタートに食い込むことは許されないためにボクがコメントをしたりインタビューをしている際でも指示がどんどんと飛んできます。このときには聖徳太子のように複数の人の声を一度に聞き処理するのです。慣れないと結構難しいです。また、オンエアーのプログラム音声と中継車内の製作線上の音声を常に聞いているとかなり脳が疲れます。予選のライブ、決勝のライブ放送が終わる毎に脳のキャパシティーは出がらし状態です。

さてさて、明日からSGTの予選が始まります。 天気も良さそうです。この季節、FSWは最高です。それが少しでもお伝えできればと思います。番組でお会いしましょう。頑張ります。

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高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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