個人的な経験から、書く。

ボルティモア・オリオールズのアダム・ジョーンズ外野手が5月1日、敵地ボストンでのレッドソックス戦で、観客から「N Word(アフリカ系アメリカ人に対する蔑称)」を含む人種差別的な野次を浴び、ピーナッツの袋を投げつけられた。その客は警備員によって退場させられたが、試合後にジョーンズがメディアの前でその事件を公にしたことで波紋を広げた。

「他の人間を蔑むことでしか楽しめない人がいるのはとても残念だが、僕にできることは自分らしくハードにプレーして、次に進み続けることだけさ」

とジョーンズ。アフリカ系アメリカ人である彼の発言は、他のメジャー本拠地にも飛び火し、たとえばニューヨーク・ヤンキースの左腕C.C.サバシア投手は「ボストンに行けば、そういうことは起こり得る」と話している。

私はサバシアと同じ意見だった。私は日本人であり、アフリカ系アメリカ人ではないが、ボストン(だけではないけれど)で過去に何度か日本人を蔑視するような言葉を浴びせられたことがあるからだ。

ボストンで「お前、日本人だろ?」と言われたことは一度や二度じゃないし、「日本人」の部分が「Japanese」ではなく「Jap」と呼ばれる経験をして初めて、自分が蔑視されているのだと認識した。

フェンウェイパークの試合後、近くのバーで「日本人は急に驚かすのが得意なんだろ?」と見知らぬ人に言われた冗談が、「真珠湾を奇襲攻撃した日本軍」に起因しているのだと知って初めて、それがOffensive Language(攻撃的な言葉)だと認識した。

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