世界中の自転車ファンを魅了して止まないTour de France。男たちの激闘の裏に隠されたHUMAN DRAMAに僕らは胸を打つ。ここに紡ぐ珠玉のストーリー21選があなたに届くとき、聞こえるのはきっと、ツールへの恋の予感

【STAGE 06】アイルランドが生んだ異端児、ショーン・ケリー

ツール・ド・フランスで1982、83、85、89年とポイント賞を獲得するようなスプリンターでありながら、1988ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝、パリ〜ニースでは1982年から最多記録となる7連覇を達成したアイルランド出身選手がいる。英語圏のパイオニア的存在、ショーン・ケリーだ。

ケリーは春のクラシックから秋のロンバルディアまでワンデーのメジャーレースを総ナメにして、ツール・ド・フランスでも存在感を見せつけた。しかし自転車を始めたころのアイルランドではだれ1人として本格的なロードレースを知らなかった。ケリーは練習方法を外国の雑誌から覚えたり、近所に引っ越してきたベルギー人の家族に話を聞かせてもらったりした。しばらくしてフランスチームに加入したが、マッサージのために足の毛を剃ることも知らなかったのでチームでは異端児として扱われ、孤独な時間を過ごした。

それでもプロ1年目から4勝。1978年にはツール・ド・フランスでステージ優勝した。ツール・ド・フランスには通算14回出場し、ステージ優勝は5回。しかしゴールスプリントで勝ちきれずに2位に甘んじたことは20回ある。ゴール前での発射台となるようなアシストを持たず、すべて孤軍奮闘してきたからである。ケリーにアシストがいたらどれだけのタイトルを手中にしたかは知るよしもない。

本人は「だれかに助けてもらおうとは考えたこともない」と語る。

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