世界中の自転車ファンを魅了して止まないTour de France。男たちの激闘の裏に隠されたHUMAN DRAMAに僕らは胸を打つ。ここに紡ぐ珠玉のストーリー21選があなたに届くとき、聞こえるのはきっと、ツールへの恋の予感。

【STAGE 12】素晴らしき人格者、インデュライン

「ロワソレイユ=太陽王」、あるいは「心優しきマタドール(闘牛士)」といわれたミゲール・インデュラインは、その謙虚な性格によってチームメートどころか一緒に走る選手全員から尊敬される存在だった。常に冷静で欠点を見せない走りでライバルたちのやる気を奪っていった。山岳ステージで上りのスペシャリストに追従し、得意の個人タイムトライアルで圧勝する。まさにそれはスペインの無敵艦隊のようだった。

スペイン北部のバスク地方で生まれたインデュラインは、1984年にバネストの前身であるレイノルズでプロデビューした。188cmと大柄だが、山岳スペシャリストとして徐々に経験を積み重ねていく。ほかのスーパースターと違うところは、下積み生活が長かったこと。1988年はアシストとしてペドロ・デルガドの総合優勝に大きく貢献した。

その後2年間は春のパリ〜ニースでエースに起用され、2年連続で総合優勝を達成。しかしツール・ド・フランスでは依然、スペインの人気者であるデルガドのアシストだった。

インデュラインが初優勝する1991年も、スタート時はデルガドがエースだった。しかし第8ステージの個人タイムトライアルで、インデュラインがトップタイムで区間勝利。ライバルチームのマークが厳しいデルガドは、得意の山岳で封じ込まれている。だったら個人の実力だけでタイムを稼ぐことができるインデュラインのほうが最終的に総合優勝の可能性が高い。チームはここでデルガドからインデュラインにエースを交替した。

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