シーズン後半に入ります。VW撤退がもたらした大変化が顕在化してきました。VWが継続していれば今年も圧倒的リード、ほかのチームがどのように対処するか?新参入のトヨタの動向だけで話題が推移していたでしょう。ところが実際には混戦状況となりファンを楽しませています。これまで開催された7戦で優勝者5名、トヨタで初優勝のラトバラや苦労人タナック(Mスポーツ)の初優勝などの話題で湧いています。
開催規定の改訂により先行スタートのハンデも少しは緩和されましたがシーズン前半のラフ・グラベルではオジェがフォードの技術面の力不足もあり苦労しています。

技術規則の改訂によりエンジンがパワーアップされ,空力部品も緩和され見た目には大変ダイナミックになりましたが、私の個人的な見解ではこれからの高速グラベルではコースオフの危険性は増したと思います。ラリーをレース化するのは危険が伴います。その意味で今回のポーランドと次のフィンランドは注目です。
各メーカーチームの状況は以下のようになっています。

<フォード> サテライトチームのMスポーツはVWほどのポテンシャルはありません。開発・試作等はやはりメーカーの財政的・技術的サポートが必要ですがこの辺が若干弱みです。優れたドライバーのオジェが苦労しながらトップを守っています。タナックが初優勝したのはフォード陣営にとっては大きな貢献です。この2人が機能すればメーカータイトルは確実視です。

<ヒュンダイ> 本年は最もチャンピオンに近いと考えられていました。ヌーヴィルの速さ、パッドンのグラベル能力、ソルドのターマックの確実性など3人の個性が発揮できれば最もバランスの良い体制でしたが、ヌーヴィルのスタート2戦のつまずき、パッドンのモンテにおける不幸な出来事などあった上に車両の信頼性不足が輪をかけてチームの機能が発揮できない状況でした。このところヌーヴィルの復調、パッドンもいくつかのSSで上位に入るなどやや復調です。ただしテクニカルトラブルをもっと減らさないとトップ争いはできません。

<シトロエン> 名門シトロエンが作り上げた車両はものすごく早いとの下馬評でスタートしました。
ミークの目一杯のドライブはどのラリーでも話題になりました。しかしメキシコでコースオフから奇跡的に脱出して優勝を勝ち取った以外は7戦中4戦リタイアでは第1ドライバーの役目を果たしていません。コリン・マックレーがマクラッシュと言われ、何度もクビ寸前の状態になったのと似ていますが、当時の監督D.リチャードとの最後の信頼関係で後にマックレーは世界チャンプになったことがありました。ミークはとりあえずポーランドには出場せずミケルセンが乗ります。

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