子供の頃はオールスターゲームをどんな風に楽しんだか。

「スター選手がこんなに揃うことはないのだから、見逃してはいけない」

というような強迫観念みたいなものがあったような気がする。

大人になって、それなりの事情が見えてきて、オールスターゲームが真剣勝負ではないエキジビションみたいなものだと気づいてからも、12球団の主力選手が一堂に会することなど滅多にないのだし、それなりに見る価値はあったと思う。

それはアメリカに来てからも、12球団が30球団になってからも同じだった。

「有名歌手の国歌斉唱が見たい」。

「両リーグの先発投手の投げ合いが見られればいい」。

「先発出場の18人が引っ込めばチャンネルを変えてもいい」。

「仕事だから、最後までとりあえずチャンネルは変えずにおく」

と多少は変わってきたが、何となく、見なきゃいけないような気がしている。

だから、オールスター前のゴタゴタも、楽しく受け止めている。

コソコのナントカ選手がオールスターゲームのファン投票の結果に異議を申し立てたり、ホームラン競争に出場する選手の成績に難癖つけたりなってのは、どうでもいいことだ。むしろ我々メディアにとっては、書くことがあって喜ばしい限りである。

SNSの発達で、今までだったら内輪だけで収まっていた愚痴や独り言が簡単に他人の目に触れてしまう世の中だ。自分が言ったことをいちいち精査する必要もなければ、言いっ放しで責任を取る必要もないなら、小言親父や小僧の存在も結構、楽しめる。

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