14日に開幕する「第88回都市対抗野球」は2020年の東京オリンピックや、2021年のワールドベースボールクラシック(WBC)につながる大会になるだろう。今年3月のWBCも侍ジャパン28選手のうち6名が社会人野球経験者だった。

特に投手陣は「13分の4」が社会人出身。石川歩(東京ガス→千葉ロッテ)は1次ラウンドのキューバ戦など2試合に先発している。

牧田和久(日本通運→埼玉西武)もクローザーとして5試合に登板し、1勝2セーブと大きく貢献。中継ぎ陣を見ても秋吉亮(パナソニック→東京ヤクルト)、増井浩俊(東芝→北海道日本ハム)が大きな存在感を示した。

野手陣は2名のみの選出だったが、小林誠司(日本生命→巨人)が日本の正捕手を務めた。彼は打率.450、1本塁打、6打点という優秀選手級の活躍を見せている。田中広輔(JR東日本→広島)も8打数2安打、2盗塁としっかり持ち味を出している。

WBC組とは違うが、今季のセ・リーグで首位打者を争う宮崎敏郎は、セガサミー時代の活躍が印象深い。そういう人材を輩出してきたのが社会人球界であり、その頂点を決めるのが都市対抗野球という大会だ。

もちろん、NPB(プロ野球)は日本球界最高の舞台だが、今も昔も最高レベルの才能が社会人野球を経験することは多い。高校や大学の時点でプロから声が掛かっても、将来へのより良いステップとして社会人を選択する選手もいる。「社会人に進んだことで評価が上がった」という例は多い。

◆都市対抗でプレーするドラフト候補

今大会の出場選手で言うとJR東日本の左腕・田嶋大樹はそういう存在になりそうだ。佐野日大高時代から”プロ注”だった彼は社会人の3年間で力強さを増し、都市対抗の活躍次第では1位指名が「当確」になるだろう。

JR東日本は千葉県柏市にプロと同等以上の練習施設を保有している。進路を模索する選手にとって「社会人に進んだ方がいい練習ができる」「伸びる」という信頼感があったのだろう。

NTT東日本の右腕・西村天裕は大学時代から評価が高く、帝京大学4年の秋にはプロ志望届を出していた。しかし、彼は秋の首都大学リーグ戦で、ベースカバー中に走者と交錯し、左膝前十字靭帯断裂という重傷を負ってしまう。

不運なアクシデントが影響して指名を受けられず、社会人に進んだ。社会人1年目の春はリハビリを積み、都市対抗終了後に復活。2年目となった今季はチームの主戦格となり、ドラフトの上位候補に挙げられている。社会人野球はそういう才能を救う場でもある。

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