マット・ギタウ

「自分のことをスターだとは思っていませんし、なろうとも思いません」

本人は選手としての心構えをそう打ち明けるが、サントリーサンゴリアスに今季新加入したオーストラリア(豪州)代表103キャップのSO/CTBマット・ギタウ(34歳)は、正真正銘の大スターだ。

2002年に弱冠二十歳で「ワラビーズ」こと豪州代表にデビューした天才プレイメーカーで、スーパーラグビーでは豪州国内のブランビーズ、フォース、ふたたびブランビーズと渡り歩いた。2006年のフォース移籍時に伝えられた年俸は150万豪州ドル(当時約1億4千万円)で、「ラグビー界初の1億円プレイヤー誕生」と大きな話題を集めた。

身長178センチ、体重85キロと小柄ながら、溢れる創造性と抜群の安定感でワールドカップ3大会(2003、2007、2015)に出場。ワラビーズ伝統のゴールドジャージーに輝きを与えてきた。

2011年大会は、当時の代表指揮官ロビー・ディーンズ(現パナソニック ワイルドナイツ ヘッドコーチ=HC)の方針により出場はならなかったが、新天地のフランス1部「トップ14」トゥーロンでプレーしていた2015年、原則的に国外でプレーする選手を選考外としてきた豪州代表の選抜ルールが「60キャップ以上」などに変更され、ワラビーズに返り咲き。

このルール変更は、豪州代表マイケル・チェイカHCが国外でプレーするギタウの代表復帰を熱望したための措置といわれており、現在では「ギタウ・ルール(Giteau's Law)」の名で知られている。

ギタウはその才能により、“豪州協会のルールを変えた男”、とも言えるのだ。

マット・ギタウ

そんな世界的スターが昨季王者サントリーの一員となり、2017年度のトップリーグの舞台に登場する。

7月19日(水)、北海道・網走で行われたリコーブラックラムズとの練習試合にCTB(センター)で先発出場したギタウに、試合後インタビューを行い、来日の経緯や日本の生活などについて話を聞いた。

――サントリーの印象から教えてください。

「感銘を受けています。選手たちも本当に快く受け入れてくれています。私の家族にとっても、海外でプレーすることは難しい判断だったのですが、トップリーグでプレーできることを非常に光栄に思っています。(網走には)一週間しかいないですが、今のところとても楽しいです」

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