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田村岳斗 -華麗なる舞-


世界フィギュアが終わり、2016-17シーズンほとんどの試合が終わりました。
今シーズンも、良かったこと、うまくいかなったこと、
残念だったことなどいろいろありました。

シーズンが終了したといっても、
選手たちはすでに来シーズンに向けた取り組みをしています。
来年は平昌五輪に向けたシーズン。
今年の世界フィギュアを見てもわかる通り、
1つの小さなミスが順位を分けてしまうという、
厳しいシーズンになると思います。
これまで以上に気を引き締めて、
来シーズンの準備をしなければいけません。

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プレゼントを買いました。
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エコに貢献しなければいけません。
僕はコンビニやスーパーマーケットに行く時はいつも使っています。
たまに忘れた時にはうしろめたい気持ちになってしまいます。

今シーズンもお付き合いいただき、ありがとうございました。

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世界フィギュア男子が終わりました。男子はSPに引き続きすごい試合になりました。
最終組だけで20発以上の4回転が見られました。
その進化のスピードに改めて驚くばかりです。

この厳しい試合を逆転劇で締めくくり、
2014年大会以来世界チャンピオンに返り咲いた羽生選手、おめでとうございます。
そして、世界フィギュアで初の表彰台となった宇野選手、おめでとうございます。

羽生選手は、2連覇中だったチャンピオンにSPで10点以上差を付けられても
心が折れることなくフリーに挑んだことが今回の結果につながりました。
ジャンプはすべて素晴らしく、世界チャンピオンにふさわしい滑りでした。

2位になった宇野選手も最後までスピードが落ちることがなく滑りきりました。

最終組の6人の中で、唯一2日間ジャンプを1度も失敗しなかった
ボーヤン・ジン選手が3位に入りました。2年続けてのメダリスト。
同じ順位でも先シーズンより技術、精神力ともに進化しています。

ディフェンディング・チャンピオンのフェルナンデス選手は、
連覇中のプレッシャーと、滑り終えた選手たちのハイスコアのプレッシャーがあって、
最終滑走で滑るのは本当に大変だったと思います。
今回、負けたことは残念だったと思いますが、
勝ち続けることの重圧から開放されると前向きに考えて、
来シーズンに向けてほしいと思います。

パトリック・チャン選手は2種類の4回転をキメてきました。
ベテランの進化、スケートの美しさはさすがです。

ネイサン・チェン選手はフリーで4回転6発構成。
技術はもちろん、この構成をやれるスタミナに驚きです。

僕が今回の結果で注目したのは、
1位と2位の得点差が2.28、3位と4位の得点差が2.39というわずかな差です。
例えば宇野選手でいえば3回転ルッツ、
フェルナンデス選手で言えば、3回転フリップ。
彼ら4回転ジャンパーにとっては比較的簡単なはずの3回転のミスさえなければ...。
スポーツの結果にタラレバはありませんが、
それによって生まれたわずかな得点差が優勝かそうでないか。
表彰台に乗れるかどうかの分かれ目になりました。

もう1つ、今回の上位3人は、4回転3種類を持ち、
SP、フリー合計で5発以上を決めた選手でした。
来シーズンのオリンピックでメダルをとるには、
ここが最低ラインになってしまうのでしょうか?

宇野選手は、先シーズン終わった直後に4回転フリップ、
シーズン中に4回転ループを跳べるようになりましたが、どちらもわずか1年以内の事です。
この事実を踏まえると、来シーズンのオリンピックまでに
誰がどれだけ進化するのか僕には全く予想できません。
選手にとっては厳しい戦いですが、ファンの方にとってはますます目が離せない。
そんな来シーズンになりそうです。

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世界フィギュア男子シングルは、すごい!としかいいようのないSPが繰り広げられました。
上位6人だけで完璧な4回転ジャンプが5種類、合計10発出ています。
ある程度こういう試合展開になるのかなと思っていましたが、
実際に見ると驚きしかありません。

1位のフェルナンデス選手はすべてのジャンプに加点が付く素晴らしい滑りでした。
2位の宇野選手の落着きぶりも印象に残りました。
3位のパトリック・チャン選手。
4回転は1発でしたが、彼はコンポーネンツスコアで点が取れる選手なので、
ミスさえしなければ世界のトップ争いができるということを改めて見せてくれました。

フリーでは最終組の最初に羽生選手が登場します。
何発の4回転が見られるのかとても楽しみです。

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世界フィギュア男子シングルは、ジャンプの技術が進化していく中で、
4回転ジャンパーが一同に顔を揃える大会となりました。
上位候補を見てみると、四大陸で素晴らしい滑りを見せたネイサン・チェン選手。
初出場ですが最初から優勝を狙ってくるでしょう。
それがどのようなプレッシャーになるのか。
連覇中の世界チャンピオンのフェルナンデス選手はここに照準を合わせてくるでしょうし、
羽生選手にとってはぜひとも取り戻したいタイトルです。
前回3位のボーヤン・ジン選手。まだ表彰台の経験はないけれど、
その実力は十分にある宇野選手。
そして、元世界チャンピオンのパトリック・チャン選手。
どの選手も複数回の4回転を跳び、その質も極めて高い選手です。

その中で勝負を分けるのは精神力。来年の平昌五輪を前に、
できるだけいい順位で終わりたいという気持ちは誰もが持っていると思います。
優勝狙いか、表彰台狙いか。

SPの順位とスコア差もキーになります。
得点差があった場合、追いかける選手は少々のリスクを犯しても
構成を変更する選手も出てくるかもしれませんし、
追われる選手にとってはその逆もありえます。
そしてフリーでの滑走順。それぞれの選手の戦略が興味深いです。

優勝を狙う上で、羽生選手、宇野選手が有利なところを挙げると、
この2人はとても質の高いトリプルアクセルを持っています。
安定感もあり、戦う上で大きな強みとなるでしょう。

初出場の田中刑事選手も楽しみです。羽生選手、宇野選手に注目が集まる中、
少しずつかもしれないけれど、確実に進歩しています。
やっとつかんだ代表です。さらに上のランクにいくためのチャンスでもあります。

それにしても、今大会で表彰台に立つには、
いったい4回転が何発必要なんだろうと思うほどすごい大会になりそうです。

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世界ジュニアが終わりました。
うちから出場していた本田真凜は2位。白岩優奈は5位になりました。

真凜は、タイトルを守るというプレッシャーの中で、200点を超えて2年連続で表彰台。
今シーズンいちばんプレッシャーのきつい試合で、
精神面も体もしっかりとコントロールして、2日間よくやってくれました。
スポーツは「勝ち負け、数字」で評価されるものですが、前回より順位は落ちても、
真凜の評価が下がるとは思えないぐらいの演技内容だったと思います。
僕の中では昨シーズンの優勝と同じかそれ以上に価値がある試合になりました。

今回はザキトワ選手が強かった。真凜が僅差で追ってフリーもパーフェクト。
真凜が出した200のスコアも聞こえていたはずです。
それでも直後にさらに上をいく滑りを見せられました。

優奈は、フリーで転倒がありましたが、今シーズンは、ケガで苦しんだシーズン。
最後の大きな試合でしっかりと最終グループに入り、去年と同じくらいの成績を残しました。
体調面での不安がなくなればもっと上に行ける。
その手応えを見せてくれた試合でもありました。

シニアにはもっともっと強い選手がいます。
これからはその選手たちと戦っていかなければいけません。
真凜が200点を超えたといっても、シニアには何人もいます。
真凜も優奈も悔しさを持って帰ってくると思いますが、
今大会がいい経験になるのかはこれからの取り組み次第です。
悔しさ、反省点を今後の取り組みにいかすことが大切だと思っています。
とはいえ、あれだけ大きな試合をこなして、2人とも疲れているでしょうから、
帰国したらまずは体と心を休めること。
それから次のシーズンに向けて、準備を始めることになります。

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プロフィール

プロフィール写真【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

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